歯周病は、歯のまわりの組織(歯肉や歯槽骨など)の病気で、細菌によって引きおこされる感染症です。
現在、日本人の30歳〜40歳代の内、80%以上が歯周病にかかっていると言われており、
歯を失う一番の原因として、虫歯よりも多くの割合を占めています。
妊婦さんが歯周病になっている場合、低体重児や早産を引き起こす可能性が高くなるという報告もあります。
血中に歯周病菌が入り、胎盤を通して胎児に直接感染することが理由とされ、その危険率はアルコールやタバコ、高齢出産などよりもはるかに高い7倍ともいわれています。
歯周病は予防できる疾患です。生まれてくる赤ちゃんのためにも、歯周病予防を行うことをおすすめします。
重度まで歯周病が進行している場合、スケーリングやルートプレーニングだけでは状態が改善されない可能性があります。その場合は、外科的な処置や、歯周病で溶けてしまった骨を回復させる歯周組織再生治療を行います。
歯周病は細菌が感染して引き起こされる病気です。その細菌を薬の内服で除去するのが歯周内科治療です。
この治療法を行うには、まず位相差顕微鏡でお口の中の菌の状態を確認することが重要となります。
歯周病菌が多いのか、カビが多いのか…歯周病の原因である菌を特定し、患者さんに適した除去薬を処方して効果的に治療します。
歯周病治療には様々な高度治療がありますが、どの治療法も予防には勝りません。
ご自宅での毎日のケアや定期検診に通うなど、日々の予防を積み重ねることが重要です。
稲沢市大矢町の歯医者 みやびデンタルクリニックでは、歯科衛生士によるブラッシング指導や正しい食事の仕方などセルフケアのご案内をしているほか、予防に効果的なPMTCもおすすめしています。